METHOD三角フェンス工法

  • NETIS 新技術情報提供システム登録済 登録NO.HR-020009
  • 静岡県新技術・新工法情報データベース 登録申請中

三角フェンス工法とは

落石に強い防護柵

  • 三角フェンス工法は落石に有効に働く21世紀を見通した落石防護・予防兼用の防護柵です。
    防護柵全体で落石エネルギーを吸収します。ネットのたわみが大きいので衝撃力を抑制します。フェンス面より谷側に支柱があり、ネットが谷側に屈曲しているため、落石を逃すことなく捕捉します。斜面の起伏に応じてフェンスを施設するので、フェンスの下から落石が抜け落ちることがありません。 落石がフェンス面に斜めに作用しても構成部材が3角要素のトラス構造であるため安定しています。落石を受けてもフェンスの高さが減少しにくい構造です。

これまでの落石防護柵と予防柵はそれぞれ個別に対策せざるを得ませんでした。冬季間に落石対策用の防護柵が倒壊した例も報告されています。ヨーロッパで落石対策として多用されている三角ネットの落石予防柵は、落石対策工として極めて有効であることが実証されています。そこで、ヨーロッパで普及している三角ネットを用いた防護柵を改良して、落石予防工と落石対策工を兼用できる防護柵「三角ネット」を開発しました。勿論、落石対策に限定した場合でも、この三角フェンスは500kJ程度までの中規模の落石対策工として極めて有効です。

環境に優しい防護柵

  • 三角フェンス工法は、設計の主要な要求性能としての環境要因および構造物としての必要な性能要求を完全に満足する、21世紀を見通した環境負荷提言型の防護柵です。
    樹木をほとんど伐採しない施工が可能です(※ネットで覆われる部分は最小限の伐採が必要となります。)多量の炭酸ガスを排出するコンクリートを一切使用しません。斜面掘削がわずかで景観を損なうことがありません。 部材が軽量なため、重機や大規模な策動を必要としません。
    資材は全てリサイクルが可能です。

近年、土木構造物の設計には、安全性、使用性、経済性と共に環境性が重視されています。これまでの予防工では、あまり環境性を重視せずに防護柵を作るために、斜面上の樹木を伐採し、地山を掘削し、コンクリート基礎を作り自然環境を痛めてきました。 本工法では、コンクリート基礎を作る必要はありません、大きな掘削もありません、重量の大きい骨材の運搬もありません。現在問題となっているCO2の削減に貢献する樹木はほとんど伐採することなく架設が可能です。

構造

  • 三角形に編んだネットを組み合わせたフェンス、銅管支柱材、連結ロープ、支持アンカーを主材料とする新しいタイプの落石防護フェンスです。

開発実験

  • 三角フェンスは実物実験によってその性能が確認された、性能実証型の構造物です。
    三角形に編んだネットを組み合わせたフェンス、銅管支柱材、連結ロープ、支持アンカーを主材料とする新しいタイプの落石防護フェンスです。

重錘落下実験
重錘衝撃実験では、300kJ及び400kJに相当する落下の衝撃エネルギーを重錘の自由落下で再現して確認しました。

挙動シュミレーション

動的FEM解析により三角フェンスの挙動をシュミレーションすることが出来るので、安心して導入することが出来ます。

雪圧による変形

落石時の変形

施工方法

  • STEP01 支柱資材運搬

    急峻な地形も短尺軽量部材なので運搬架設は容易です。

  • STEP02 支柱組立て

    支柱・部品をボルトによる接合により組立てるので、大型機械は不要です。

  • STEP03 三角ネット組立て

    支柱頭部に三角ネットと控えワイヤーを取り付けます。

  • STEP04 支柱建て込み

    策動や移動式クレーンにより支柱を立ち上げます。立木を用いてウインチと人力による施工も可能です。

  • STEP05 三角ネット連結ロープ取り付け

    三角ネット下端を山側アンカーに固定し、控えワイヤーを谷側アンカーに固定します。隣り合う三角ネットを連結ロープで編みます。

  • STEP06 完成状況

    自然環境を損なうことなく、景観に調和して出来上がりです。

  • STEP07 積雪時の状況

    瀬見予防治山工事
    施工場所:山形県最上郡最上町瀬見

施工事例

  • ◆横川ダム町道付け替え その10工事
  • ◆国補白岩地区落石対策工事 その10工事

三角フェンス工法Q&A

Q

本当に安全ですか?

A

実物供試体による実験を行い、幾何学的非線形性および材料非線形性を考慮できるLS-DYNAにより衝撃応答解析をおこなって安全性を確かめており、 その結果を実験報告書としてまとめて公表しています。また、落石が金網に直接衝突する防護柵では落石が金網を貫通する事故がありますが、三角フェンスはワイヤーロープ のネットで落石を受け止めるため、ネットが破れて落石が飛び出すことはありません。

Q

急勾配の立地でも施工できますか?

A

設計に関しては、斜面勾配60度まで計算により確かめています、またそれ以上でも積雪深が小さい場合は対応可能です。
施工に関しては、個々の部材が軽量のため、特別な装置が無くても険しい斜面に運搬設置でき、解体も容易です。

Q

耐用年数はどのくらいですか?

A

鋼材は溶接亜鉛メッキで保護しています。ワイヤーロープの類は、アルミ亜鉛合金メッキにより保護しています。従って、主 要部材の耐用年数は三角フェンスの設置されることの多い山間部では、50年以上と推定しています。

Q

点検や補修はどうすれば良いですか?

A

支柱の変形、三角ネットや控えロープの破断等を目視で点検します。破損した箇所が発見された場合は、その部材のみを補修又は交換することが可能です。緩衝金具が大きくスライドした場合は交換します。

Q

公的機関に認められているのですか?

A

NETISにフィールド事業として認められ、登録番号HR-020009として登録されています。又、第25回日本道路会議にお いて発表した論文は、優秀論文として表彰されました。

卓越した専門技術者による最適な施工・工事を提供させていただきます。
まずは、お問い合わせ・お見積りをご依頼ください。

※土日祝日および年末年始は、受け付けておりません。ご了承ください。

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